CBR600RR

世界スーパースポーツ選手権のベース

ホンダのCBR600RRは600ccのスポーツバイクとして2003年に登場しました。
当時発売されていたCBR600F4iの後継車種として誕生したCBR600RRはよりレースを意識したモデルとして、ヨーロッパ市場で人気の高い600ccモデルとして登場したバイクとなります。
世界スーパースポーツ選手権のベースである600ccモデルは保健などの関係からも人気を呼ぶモデルとなっており、このためCBR600RRもまた人気のバイクの1つにあげられます。

もともと先代になるCBR600F4iはストリート向けの仕様が施されたバイクであったため、レース仕様を意識した場合やはりその出力、走行性能に限界が生じてしまっていました。
そこで新たにMotoGPマシンの性能技術を導入して、新たなフィールドを目指して制作されたのがこのCBR600RRであり、それゆえ走りには今まで以上にスポーティーで爽快感のあるものへと進化しました。
サーキットでの走行を想定したチューンアップがされているため、より加速性能の高いモデルとなっています。
それでいて先代からのストリートスポーツとしての扱いやすさ、取り回しの良さはかわっておらず、走りと扱いやすさ両方を兼ね備えた人気のモデルとして多くのライダーから評価されているモデルとなります。
何より国内仕様600ccスポーツとしてはこのCBR600RRだけが唯一の存在となっているため、様々なライダーから支持されるバイクとなっています。

マシンをイメージした

電子制御式「コンバインドABS」や電子制御式ステアリングダンパー「HESD」といった装備も導入することで、ホンダの先進技術をあますところなく取り入れたモデルとしても有名です。
また現行モデルは2007年にフルモデルチェンジし、20009年にマイナーチェンジを施した物となっています。
カラーリングについてもMotoGPマシンをイメージしたものなどが人気を集めているのが特徴的です

中古車市場においても人気の車種で、その特徴として2005年、2007年、2009年のモデルでそれぞれ価格帯が固定されている事が挙げられます。
スーパースポーツモデルは2年毎に仕様変更が施されるため、それぞれの世代の特徴などを意識して選ぶ必要性があります。
最新モデルについてはまだ中古車市場での流通も少なく、主力は2007年式のラジアルポンプマスター、HESDの採用、新設計カウルなどを取り入れたモデルとなっています。
また期間限定モデルなども高い人気を誇っているので注目しておきたいところです。
今後もまた新たな技術を導入して、国内だけではなく、世界で活躍できるバイクとして注目したい、それがCBR600RRというバイクです。