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エリミネーター250

アメリカ的ではない?!

エリミネーター250はカワサキがリリースしていたエリミネーターシリーズの250ccクラスのバイクで、GPX250Rの水冷並列2気筒を流用したツインエンジンを搭載したモデルとして1988年に登場しました。
ニューアメリカンなバイクとして登場したエリミネーターの250ccクラスとして、またカワサキのエリミネーターシリーズとして一部の熱狂的なファンを獲得することに成功したものの、一方でアメリカンクルーザータイプのバイクと銘打ちながらアメリカ的ではないという批判を多く受けることもあったバイクとして知られています。

エリミネーターは直訳すると「排除する」という意味を持ち、これは当時のアメリカ市場を意識したネーミングとなっており、他のアメリカンバイクを蹴散らす勢いでその名を関することとなったのです。
実際アメリカ市場で売りだされた際には好意的な評価は少なく、酷評されるケースも多く見受けられましたが、しかし日本国内では確かなファンを獲得した名車の1つにあげられる、そんなバイクとなります。

アメリカのドラッグレースを意識したスポーツモデルのバイクのため、ドラッガー路線を意識した走りを期待する方におすすめのバイクです。
250ccクラスの中でもパワフルな走りを実現するタイプで、前期で38PS 13,000rpm、後期で35PS 12,500rpmを出力するほどの実力を持っています。
また6速ミッションで加速力、高速性も十分な物となっており、追い抜きもスムーズに行うことが出来ます。

アメリカンとネイキッドの中間

バイクとしてはアメリカンとネイキッドの中間に位置するモデルと捉えられることも多く、アメリカンを意識しすぎて購入するのは避けたほうが良いモデルとも言えます。
しかしそのスタイリング、駆動系・エンジンの特異性を評価するのであれば、そういった方にはオススメのバイクといえるでしょう。

1997年に登場したエリミネーター250Vもまた同様にスタイリング・走行性能を意識して選択するバイクといえます。
カスタム面・メンテナンス面では他の250ccバイクに若干ひけをとってしまうところもありますが、カワサキ製特有の壊れやすいという印象は若干改善されており、最近の市場に出回っているモデルであればそこまで壊れやすいというイメージは少ないものとなっています。

エリミネーター250にこだわりたい方、そのスタイリングに惚れ込んだ方、他のバイクでは味わえない独特の走りの力強さ・荒々しさを体感したい方向けの、いわゆるピーキーなバイクの1つに数えられるバイク、それがエリミネーター250と言えるでしょう。