F800GS

オフロード性能

BMW Motorradの提供するミドルクラスモデルバイク、それがF800GSです。
同社のF700GSと同様の車体構成でありながら、800ccクラスとしてエンジン出力を上昇させてあり、さらに21インチホイールやアップサイドダウンフォークの採用、足回りの強化を行なっており、よりオフロード性能を向上させたモデルとして機能しています。

BMWのGSシリーズの中で上位から2番めの位置にあるのがこのF800GSです。
トップのR1200GSは大型バイクとして欧州では大変人気の車種ですが、このF800GSもまたビッグオフローダーブランドの主力車種として人気を集めるモデルであり、欧州では2008年から、日本では2009年から販売が開始されたバイクとなります。

エンジンにはロードスポーツモデルのF800S/STが採用されており、798ccの水冷並列2気筒によって出力されるパワフルな性能を発揮し、その性能は85馬力となります。
仕様としては低中回転域を重視したオフロード向けの仕様となっているため、発生回転数も若干少なめに設定されています。

またBMW独自のフロントフォーク機構を採用しておらず、テレスコピック式という比較的万人向けのフロントフォークを採用しているのも特徴的です。
この他にもチェーン方式の後輪駆動、寮も知識のスイングアームなど、比較的一般的なバイクと同様の作りがされており、それゆえ扱いやすさのましたモデルであることがわかります。
上級モデルになるABS標準装備のハイラインでは、ハンドルスイッチによってオンオフを切り替えられる仕様になっています。

カスタマイズも自由自在

F800GSは純正アクセサリーパーツが豊富に取り揃えられているのも魅力の1つで、それゆえ力強さあふれるオフローダーバイクとしても、また冒険ツアラーとしてのカスタマイズも自由自在に可能です。
最近では完全なオフローダーバイクとして活用しようと、中古車市場でこのバイクを探す方も増えてきていますが、まだ年式が新しいバイクのため流通量が少ないので、こまめにチェックすることが重要です。
何よりBMWの伝統的なナンバリンクブランドの性能と装備を実現しており、上級仕様への選択も可能なモデルということで、多くのユーザーを惹きつける、そういったバイクと捉えることができるでしょう。

また800ccバイクでありながら扱いやすく、パワーもしっくりくる適度なレベルのものであるため、比較的バイク初心者の方でも扱うことが可能なレベルのバイクといえるでしょう。
もちろんオフロードをメインに走る方であればぜひとも一度は乗ってみたいバイクの一つに挙げられます。