ニンジャ250R

大幅に改良

カワサキが新排出ガス規制や環境対応を考慮して開発・生産した世界戦略車モデルが、ニンジャ250R(Ninja 250R)です。
それまでカワサキの主戦力であったバイクは新排出ガス規制の基準を満たさないために生産を終了することとなったモデルばかりで、その中で誕生したニンジャ250Rは排出ガス規制対応のためにキャタライザーを搭載し、かつエンジンには水冷4ストローク並列2気筒DOHCを使用するも、シリンダーヘッド、カムチェーンテンショナーなどの多くを従来の設計から大幅に改良し、より良い250ccクラスのバイクとしてリリースしました。

ニンジャ250Rの特徴はやはりフルカウルなスポーツバイクという点にあります。
バイクの主流はネイキッドタイプにあり、国内でも人気はネイキッドタイプへと集中しつつありますが、その中でこのニンジャ250Rはスポーティーな印象を与えつつも、風の抵抗を抑え、疲労感を最小限に抑えることで、乗り手の爽快感を最大限に引き立たせる効果を持つ仕様が大変人気となっています。
さらにクォータークラスということも相まって、その手軽さからバイク初心者に人気の車種となっています。
もちろんフルカウルが好きな層にも人気が高く、かつカワサキファンにとってはニンジャシリーズと同様のデザインモチーフが随所に盛り込まれていることで、大変評価の高い車種といえるでしょう。

パフォーマンスの向上

2013年登場の最新モデルは発売後初のフルモデルチェンジを行なったことで、大きくフォルムやスタイルが変更され、より洗練された新しいニンジャを強調するものとなっています。
もちろん走行性能も大幅に向上し、DOHC 4バルブ、パラレルツインエンジンの基本構成は継続されつつも、クランクケースとピストン、そしてシリンダーにアルミダイキャスト製スリーブレスメッキシリンダーを採用したことでよりパフォーマンスの向上を実現しました。
さらにボディは高い耐久性能をもちながら、旧モデルよりも軽量化することに成功しており、より扱いやすいスポーツモデルとして機能しています。

カスタマイズにも対応するよう純正のオプションパーツが多数用意されており、ファンの心をぐっとわしづかみにするバイクとなっています。
剛性バランスも見直されているため、乗り心地、走り心地もより爽快で、安心した走りを実現できるものになっています。
安全性の向上したABS仕様のバリエーションモデルも用意されているので、その信頼性も抜群です。
このようによりその魅力の増したバイク、それがニンジャ250Rです。