大菩薩ラインの特長
山の多い日本には、絶景が楽しめるワインディングロードがいくつもあります。
その中でも特に人気の高い「大菩薩ライン」は、東京の奥多摩町と山梨県甲府市を結ぶ全長約40kmほどのワインディングロードです。
国道411号線は東京八王子市から山梨県甲府市に至る道路ですが、この中の一区間が大菩薩ラインと呼ばれて親しまれています。
甲府盆地に位置する、標高2057mの大菩薩嶺(だいぼさつれい)を迂回するように走ることから、この名前が付けられました。
国道のため通行料金は無料となっており、走りながら森林浴ができます。
大菩薩ラインの見どころ
大菩薩ラインにはループ橋がありますので、今までループ橋を渡ったことがないライダーはぜひとも挑戦してみることをおすすめします。
ループ橋の途中には駐車場もあり、トイレと東屋も設置されています。
もちろん、ループ橋から見える絶景を背景に写真を撮ることもできます。
大菩薩ラインは標高1,472mの柳沢峠というところを通るのですが、柳沢峠から3kmほどの地点にある一軒宿「山の湯宿はまやらわ」の前には湧き水が湧いていて、コップなども置かれています。
古くから東京と山梨をつなぐ主要道路として使われてきた道だけのことはあり、柳沢峠にも茶屋があり、昔をしのびながらお茶をいただくのも乙なものです。
また、道の駅「たばやま」もおすすめのスポットです。
たばやまには丹波山温泉「のめこい湯」が併設されていて、ライディングで冷えた体を温めるには理想的です。
のめこいというのは地元の言葉「のめっこい」のことで、「つるつる、すべすべ」という意味があります。
源泉温度44度の硫黄泉で、冷え性や筋肉痛などに効果がある他、もちろん美肌効果も期待できます。
のめこい湯は、年間を通して10:00〜19:00まで営業しています。
入浴料金は大人が900円(15:00以降は600円)、JAF会員には割引料金の800円が適用されます。
なお、定休日は祝日を除いた木曜日です。
大菩薩ラインの交通情報
大菩薩ライン周辺は標高が高く、雪も多いため、毎年冬季(12月中旬〜4月中旬)までは通行止めとなります。
詳しい情報は山梨県甲州市観光協会のホームページで見ることができます。
東京都内からアクセスするには、国道411号線からそのまま走れば大菩薩ラインに行くことができます。
それほど遠い場所ではないので、行きと帰りで違うルートを通るのも楽しいかもしれません。
大菩薩ラインから、奥多摩周遊道路を通って帰ってくるのもおすすめのコースです。
大菩薩ラインは道幅が広く、しかも交通量がそれほど多くないので、初心者でも挑戦しやすいツーリングコースです。
基本的に片側一車線ですので、対向車を気にする心配もありません。