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スクーター(小~中型)

スクーター(小~中型)の特徴と魅力

スクーターといえば「バイク初心者のための乗り物」「はじめて乗るバイク」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかしそんな従来のイメージの一方で、スクーターの魅力が見直される機会も増えています。
そんなスクーターの特徴としてまず挙げられるのが、なんと言っても「原動機付き自転車」であることです。
バイクでありながらバイクではない、この点が特徴であるとともにメリットにもなっています。

なぜなら原動機付き自転車として扱われることで、一般的なバイク、つまり軽二輪自動車と比較して経済的な負担が比較にならないほど少なくなるからです。
例えば、自動車重量税に関してはスクーターは負担がゼロです。
軽二輪自動車は新車の登録をする際に、小型二輪自動車(251cc超)の場合は新車登録時に加えて車検時に納税の負担が発生することを考えると、これは大きなメリットです。
そのほか、自賠責保険や軽自動車税などの負担も一般的なバイクよりも少なくなっています。
手軽に乗れるだけでなく、手軽に持ち続けるバイクでもあるわけです。

もうひとつ、スクーター(小~中型)の特徴・魅力として挙げられるのが燃費性能です。
「パワーが無いから」と言ってしまえば身も蓋もないのかもしれませんが、低燃費という点でバイクの中でも圧倒的な存在となっています。
いろいろな面で負担が少なく、気軽に乗ることができるわけです。
長距離のツーリングやオフロードなど本格的にバイクを楽しみたいという方には向いていないのかもしれませんが、ほどほどのパワーとスピードもあり、風を切って走るバイクの楽しみを味わえる、スクーターは意外に万能なバイクと言えるのかもしれません。

スクーター(小~中型)の代表的な車種

ホンダの「スーパーカブ」は、スクーターといえば多くの方がまずこのモデルを思い出すのではないでしょうか。
日本国内はもちろん、世界中でも大ヒットを記録しているモデルです。
先述した燃費性能の面でも最強クラスであるほか、「いかにもスクーター」と言いたくなるデザインもちょっとレトロな印象でなかなか魅力です。

同じくホンダでは、「ホンダPCX」も見逃せません。
こちらはスーパーカブとは違い、エッジの効いた洗練されたデザインが大きな特徴のスクーターです。
しかも操作性にも優れ、街乗りや長距離走行にも適しているなど万能性を追求した仕様になっています。

そのほかでは、PCXの良きライバルとも言えるヤマハの「シグナスX」もスクーターを代表する車種として挙げられるでしょう。
こちらは荷物の積載性に優れているのが特徴です。
「もうスクーターは卒業した」などと言わず、日常街乗りや通勤、さらに近距離のツーリングなどの用途に見直してみるのもよいのではないでしょうか。