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実は電子制御の恩恵を受けている

現代のバイクは電子部品のカタマリ

電子制御で適切にコントロールされているバイクといえば、サーキットで走るレース用マシンのことだけかと思っているライダーも多いと思います。
ところが、最近のバイクは価格がかなりリーズナブルな普及版でも、電子制御の恩恵をかなり受けているのが実情です。
逆に言えば、現代のバイクは電子部品のカタマリということになります。
例えば、バイクのパワーを調整するスロットルに関しても、最近ではスロットル・バイ・ワイヤといって電子制御スロットルが活躍する時代になっています。

ライダーが転倒したり事故に遭ったりしないようにと、バイクにはさまざまな工夫が凝らされいます。
自身のカンとスキルによってバイクをコントロールするのがバイクの醍醐味であるとはいえ、電子制御技術の恩恵を受けることによって、より安全な走行が楽しめることも確かです。
バイクに搭載されている電子制御にはさまざまな種類があり、知らず知らずのうちに私たちのバイクライフをサポートしてくれています。

バイクに搭載されている主な電子制御

バイクに搭載されている主な電子制御の中でも、特に見逃せないのが「ローRPMアシスト」や「クイックシフター」などです。
ローRPMアシストというのは、エンジンの回転数が低いときに児童で回転数を上げ、発進時やUターン時のエンストを防いでくれる便利な機能です。
わかりやすく言えばエンジン回転の落ち込みを緩和するシステムで、バイクの発進時だけではなく、低回転走行時などに、エンジン回転数やギヤポジション、クラッチスイッチの情報を用いてバイクの安全性が制御されます。

SUZUKIのカタナにも2019年から採用され始めた機能で、バイクビギナーはもちろんのこと、かなりのベテランでも多大な恩恵を受けることができます。
このシステムが搭載されているバイクであれば、Uターンゴケなどのリスクが格段に解消されます。
それだけではなく、ロングツーリング時の疲労も有意に解消されますので、ツーリングが好きなライダーにはおすすめです。

「クイックシフター」も、ライダーの間では好評の電子制御システムです。
クラッチ操作を行わなくてもシフトチェンジが実現できるシステムのことで、もともとはレースでより速く走るために開発されました。
クイックシフターには、シフトアップのみに対応するものと、シフトアップ・ダウン両方向に対応するものの2種類があります。
既存のバイクに後付することもできますので、搭載されていないバイクに乗っている人は、ぜひ試してみることをおすすめします。
後付クイックシフターの料金は、20,000円〜70,000円前後が目安となっています。