ガスガス

ガスガスの特徴

ガスガス(GAS GAS)とは、スペインのバイクメーカーの名前です。
近年日本でもモデルが発売され、注目を集める機会が増えている存在です。
この「ガス」とはいわゆる気体のガスではなくガソリンの省略形のことで、「ガソリンを送り込む→アクセルを全開にして加速する」といった連想からこのメーカー名が採用されたと言われています。

このメーカーはオフロード、とくにトライアルバイクやエンデューロの分野で知られており、エンデューロレースなどに参加しているライダーの間でとくに高い評価を得ています。
実際にレースの世界でも、1993年依頼FIMトライアルの世界タイトルを15回も獲得するなど申し分ない実績を誇っています。

特徴としては、いかにもオフロードらしい細身のボディにヨーロッパらしい少しクラシカルな感じのするデザインが挙げられるでしょう。
国内メーカーの、エッジが効いたオフロードバイクのデザインとは少し違った魅力を持っています。

一方、2022年には初のストリートモデルが日本にも登場しました。
こちらはより洗練されたデザインとなっており、タフなオフロードバイクのイメージを前提としつつも多彩な特徴・魅力を備えていることをうかがわせます。
また、ボディが軽量な点も高い評価を得ています。

ガスガスの歴史

ガスガスの歴史は、1985年、かつて存在していたスペインのバイクメーカー、ブルタコのエージェントとして活躍していたナルシス・カサスとジョゼップ・ピベルナットによって設立されたことからスタートしています。
1989年にモトクロスとエンデューロの発売を開始、本格的なバイクメーカーとしての歴史をスタートしています。
日本でも設立当初から輸入されていましたが、とくに2010年代の半ば以降から注目を集める機会が増えています。

ガスガスの人気のモデル

先述したように、このメーカー初のストリートモデルが2022年の新モデルとして登場しました。
ビッグモタードの「SM700」とデュアルパーパスの「ES700」で、どちらもこれまでのガスガスらしさを備えたデザインとなってやおり、見た目は完全なオフロードバイク仕様でありながらストリートでの使用に適したさまざまな工夫が随所に見られるのが特徴です。
今後このメーカーにとっての注目のモデルとなるのは、まず間違いないでしょう。

モトクロスモデルでは、「MC50」や「MC65」などが代表格と言えそうです。
どちらもおもにレース用のモデルとなりますが、最近日本でも人気を高めているエンデューロのレースにも適しており、レースに参加しているライダー、興味を持っているライダーには見逃せない存在と言えそうです。