GPX

GPXの特徴は?

バイク好きの間で近年注目を集めているのがGPX、じつはこれはタイのバイクメーカーの名前です。
2019年にこのGPXが日本上陸を果たしたことで関心を集める機会が増えているのです。

そのためはじめて名前を聞いたという方も多いのではないでしょうか。
名前やメーカー名に関してはまだ馴染みは薄いですが、非常に優れた特徴と魅力を備えたバイクを次々と世に送り出しており、目の肥えた日本のバイク好きにとってもこれから無視できない存在となるのは間違いないでしょう。

GPXの特徴・魅力

もともとこのバイクメーカーは、日本のバイクメーカー出身者に監修を依頼したうえで制作するなど、日本のバイクの影響も受けており非常に高いクオリティを備えています。
ひと昔前の「アジア製のバイク=安いけど品質はいまいち」というイメージとは、完全に一線を画した性能と魅力を備えています。

しかも2019年に日本の上陸したモデルは、イタリア人のデザイナーがデザインを担当したこともありデザイン性にも優れています。
パッと見たところ、デザインはヤマハやホンダを連想する部分があるかもしれません。
そこにさらにエッジを加えた上で、近未来的なイメージを感じさせたような印象です。
デザイン性に関しては好き嫌いがあるので一概には言えませんが、少なくとも「ダサい」と感じる人は少ないであろうデザイン性の高さを備えています。

そしてもうひとつ、価格の安さとコストパフォーマンスの高さも注目ポイントで、国内販売されているモデルの価格帯は25万円~36万円台とかなりリーズナブルな設定です。
バイク好きなら、「ちょっと乗ってみようかな」と手を出したくなる価格帯となっています。

GPXの歴史

GPXの歴史はそれほど古くなく、創業は2007年、ATVパンサーというメーカーがブランドとして立ち上げたものです。
当初は4輪バギーを主力製品としていましたが、その後モトクロスモデルの製造も開始、さらに2010年代も半ばを過ぎるころからラインナップを充実させて急成長しました。
現在ではタイ国内においてホンダ、ヤマハに継ぐ第3位のシェアを誇っている人気メーカーとなっています。
このように歴史そのものはまだ15年程度と浅いのですが、新興メーカーならではの勢いを持っており、これからさらにラインナップの充実と発展、さらに日本での事業展開を期待させます。

GPXの人気モデル

日本で発売されているモデルでは、まず「Legend150s」が挙げられます。
これも一見すると、日本のメーカーを連想されるちょっとレトロなデザインを持っています。
それでいながら重厚な印象もあり、走行性にも優れています。

それから、現時点での日本におけるGPXの主力モデルとなるであろう「Gentleman 200」は、ネオクラシカルなスタイルのバイクでクラシカルな上質感と洗練されたデザインのバランスが秀逸です。
LEDリングが付いたヘッドライトなど装備面も申し分なく、コストパフォーマンスの高さがいかんなく発揮されたモデルとしてすでに高い評価を得ています。