ネイキッドバイクの特徴・魅力とは？
ネイキッドとは、もともと「裸」という意味の英語で、ネイキッドバイクは外装を最小限に絞り込んだシンプルな状態のバイクのことを言います。
とくにカウルがないバイクのことをネイキッドバイクと呼ぶことが多いようです。
外見がシンプルな分、非常に「バイクらしいバイク」とも言えます。
一方で特定のメーカーやデザイン・機能のバイクのことを指して使う用語ではなく、「ネイキッド」の概念に合うバイクに対して広く使われる用語でもあります。
極端な話、ここ日本においてはスタンダードなタイプのバイクの多くはネイキッドバイクといってもとくに問題ありません。
ただ一般的にはカウルがなく、スポーティーなデザインのバイクのことをとくにネイキッドバイクと呼んでいます。
ですから、特徴・魅力もシンプルだからこそのメリットが挙げられます。
余計な外装・装飾がないので、バイク本体の美しさやデザイン性を楽しむことができるのがまず第一の特徴です。
バイクそのもののシルエットの美しさを重視している方にとっては、最高の選択肢ともなるでしょう。
それから、安全運転に適していることも特徴です。
これも余計な外装が省かれていることによるもので、全体のバランスもよくハンドル操作がしやすいので、初心者・上級者ともに乗りやすい仕様になっています。
ポジションがとりやすい点も魅力・メリットとして上げることができるでしょう。
さらに、メンテナンスがしやすい点も大きな魅力です。
何しろ最小限の外装に絞り込まれているわけですから、メンテナンスが必要な部分がそももそ少ない、さらに全体がシンプルなので作業もしやすいのです。
そしてもうひとつのポイントが荷物の積載性に優れていることで、これもシンプルな外装だからこそです。
操作の安全性の高さも含めて、ツーリングなど長距離での運転に適したタイプとも言えるかもしれません。
ネイキッドバイクの代表的な車種
上記の通り、特定の機能・デザインのバイクを指して使われる用語ではないため、代表的な車種も「ネイキッドバイク」をどう捉えるかによって異なる面もあります。
そのなかでネイキッドバイクらしい魅力を備えている車種としては、ホンダの「CB250R」がまず挙げられるでしょう。
ホンダのバイクは全体的にネイキッドバイクらしい魅力を備えていますが、とくにこの車種は「日常の移動を遊びに変える」というコンセプトのもと、シンプルながらパワフルな走りを実現した仕様になっています。
シンプルに徹したからこその高級感を感じさせるデザイン性も魅力です。
このようにネイキッドバイクは、「バイクらしさ」を楽しめるタイプのバイクと言えます。
その意味でも初心者から上級者まで親しみやすい車種が多く、多くのライダーから親しまれやすい魅力を備えているタイプと評価することもできるでしょう。