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クラシック

クラシックバイクの特徴・魅力

上級者向けのイメージもあるクラシックバイクですが、これはその名前の通り「古典的な」魅力を備えたバイクのことです。
具体的には、1980年代以前のバイクのことを言います。
現代のわたしたちの視点から見るとレトロな雰囲気を備えつつ、シンプルな魅力、あるいは「渋い」カッコよさを備えている車種が多いことから多くのファンを獲得しています。
最新のエッジの効いたデザインや最先端の性能を備えたバイクの魅力を味わいきったライダーが、あえてレトロでクラシックなバイクの魅力を手を出す、といったケースもよく見られます。

なお、「現代のクラシックバイク」の特徴として1980年以前のバイクそのものではなく、その時代のデザイン・魅力を取り入れたうえで新しく作られたバイクが人気を集めている点も挙げられます。
ただこちらは、「ネオクラシック」と別のジャンルに分類されるのが一般的です。

もうひとつの特徴として、1980年以前に製造された「真のクラシックバイク」でも細かなパーツなどには新しいパーツが使用されているケースが多い点です。
これは古いパーツが手に入らない、あるいはより安全性の高いパーツを使用するといった理由から行われているもので、クラシックバイクをチェックする際の一つのポイントとなっています。

魅力はなんと言っても、味のあるデザインと全体から漂っているヴィンテージな雰囲気です。
性能面ではもちろん最新のバイクには及ばないわけですが、それを補って余りある風格や所有欲を満たしてくれる魅力を備えています。
クラシックバイクを一台持つことでライダーとしてワンランク上に行くことができる、そんな満足感をもたらしてくれるバイクでもあります。

クラシックバイクにおける代表的な車種

「クラシック」と名付けられている以上、単に古ければ良いわけではありません。
時代を超えた美しさ、魅力を備えた「古い車種」だけがクラシックと称されています。
一方、クラシックバイクに関しては国内産を好むライダーと海外製を好むライダーに分かれる傾向も見られます

国内産の代表格としては、ホンダの「GB250クラブマン」がまず挙げられます。
もともと1983年から1997年まで製造されていたロングセラーな車種で、それほど無理なく手が届くのも魅力です。
しかもホンダらしく優れた性能と耐久性を備えており、現在でも現役として何の問題もなく乗れるのも高い評価を得ている理由です。

そして国内産ではおそらく最も高い評価を得ている車種のひとつが、ヤマハの「SR400」です。
こちらは1978年の製造開始から2008年まで製造を続けていたロングセラーで、レトロな雰囲気を漂わせつつ洗練されたスマートなデザインが何よりも高い評価を得ています。
一方海外製では、イタリアのドゥカティーやイギリスのノートンの車種がとくに高い人気を得ています。