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佐田岬メロディーライン

ポップカラーメロディ

佐田岬半島は、海に突き出た部分が40㎞にも及ぶ日本最長の半島です。瀬戸内海と宇和海を隔てており、先端は四国最西端として知られています。ここでは、潮風が気持ちいい爽快感ただよう佐田岬メロディーラインについて紹介します。

佐田岬メロディーラインとは

佐田岬半島は、およそ40㎞に及ぶ日本最長の半島です。先端は四国最西端として知られており、年間を通じて多くの旅人が訪れる四国地方定番の観光スポットです。それと同時に半島の真ん中あたりにある三崎港は九州への玄関口としてフェリーも就航しています。その佐田岬の尾根に沿って走るのが、佐多岬メロディーラインです。こちらの総延長は、半島付け根の八幡浜市より、三崎港までの総延長40㎞の区間です。路面状態は高規格の2車線で構成されており、非常に爽快なツーリングロードとして知られています。佐田岬メロディーラインの最大の特徴は走ると音楽が流れることです。時速50㎞で走ると、路面に打たれた凸凹から、ロードノイズを聞けます。これは速度抑制と楽しさを突き詰めた結果です。

かつては酷道だった佐田岬メロディーライン

実は、佐田岬メロディーライン現在は爽快、快適ルートですが、かつては197(行くな)イクナ国道とも呼ばれ四国を代表する酷道でもありました。そしてその酷道っぷりは、現在も旧道として存在しています。しかし、その極悪ブリと相反して景色は旧道の方が絶景といえるのです。新国道であるメロディーラインは、佐多岬半島の尾根に沿って比較的高い位置を走っています。また、高規格道路線形のため、トンネルも点在しており、展望は思ったより望めないのが現状です。その点旧道は断崖絶壁を下ったり、上ったりする大迫力のシーンが連続します。全線1.5車線の狭路のため、出会いがしらの事故確率も高くなりますが、絶景度合いは新道の比ではありません。旧道の交通量は、農耕車両以外皆無なので、あまり心配しなくてもいいでしょう。

点在する風力発電所がいい味を出している

佐田岬メロディーラインのもう一つの穴場は、点在する風力発電の風車です。佐田岬半島は日本有数規模の風力発電施設が集中していて、林立する巨大な風車を間近で見学することも可能です。実はこの風車群もメロディーラインからほんの少し外れており、観光客は少なめです。また、現在この風車群をつないで高規格道路が整備されており、地元では、裏メロディーラインとして、ひそかに人気の穴場絶景です。何と言ってもこの場所は半島内で最も高い場所に位置しているうえ、障害物も少なめで素晴らしい展望を楽しめます。